2012/10/20

Editor-02 エディタ Notepad++ で ERB を編集する



Ruby 使いには必携のエディタ Notepad++ ではあるが、.erb(Embeded ruby)ファイルを編集する際には、かなりつらい。
読みづらいだけならガマンもできるし。スタイル設定で何とかなるけど、肝心の html 部分のペアリングが <% %> 内の記述によっては崩れてしまう。
エディタの解析エンジンが、<% %> で囲んだ部分を正しく認識してくれないのが原因だ。

今回は現バージョンの Notepad++ で、今よりも少しだけ .erb ファイルを編集しやすくする設定について。
いずれ、Notepad++ の本体で対応されると信じてはいるが、今の所、こんなところだろう。
 

解析エンジンの置き換え
まず、テキストエディタ SciTE(サイト)をダウンロードする。
SciTE は、Notepad++ と同じく Scintilla(シンティラ)というライプラリを使ったクロスプラットフォームのエディタだ。

→http://sourceforge.net/projects/scintilla/files/SciTE/
(SciTE の格納庫)

最新の安定版は「3.2.1」だが、私が使っているのは「2.29」だ。
ここの「wscite***.zip」をダウンロードして解凍。
たくさんのファイルが現れるが、必要なのは「SciLexer.dll」だけなので、他はすぐに削除しても構わない。

Notepad++ を終了させて、インストールしてある Program Files かどこかのフォルダを探そう。notepad++.exe と同じ階層にある 「SciLexer.dll」を適当な名前にリネームして、先ほどダウンロードした中にあった「SciLexer.dll」をコピーする。
これで、解析エンジンの置き換えは完了。


スタイルの設定
上の作業だけで、.erb ファイル内の html タグのペアリングが崩れることはなくなる。
でも、チト、見づらいなら、Notepad++ のスタイル設定の変更が必要だ。

まず、.erb を html だと認識させるための設定(既にやっているか、以前にやって元に戻したかもしれない)。
Notepad++ トップメニューの「設定」の「スタイル設定」を選ぶ。
言語:HTML を選択した後に、下部の「ユーザ追加の拡張子」に erb と記入。
これで、.erb ファイルを開いた際には、基本 html と同じスタイルが適用される。

で、次に <% %> 部のスタイル設定。
これは、asp 挿入句だと認識されているのだよ!!!!!

言語:asp を選んで、APSYBOL の背景色をいじると、ケバケバしい黄色%から開放されるだろう。
ruby 構文自体は asp 内では無効なので、
言語:ruby の設定は反映されないし、ruby で設定したような細かな指示はできないけれど、まずは普通に表示される。


本当は、ruby で Notepad++ を使うとこんなに気持ちイイという記事を早々にアップしたかったんだけれど、今、一緒に勉強している平坂くんに Notepad++ を勧めた所、彼が主にいじっている .erb では使い物にならんかったので、それを解消するための記事になった。
ちゃんちゃん。